私たちの始まりの場所
そして今回の章の、終わりの場所。
地球の裏側に大切な人がいるというのは、
会える時間が章立てになっている
ようなものだと思う。
最後のページをめくった瞬間が
はっきりとわかった。
あまりにわかってしまって泣いた。
出会ったときも、そして今も、
こんなにもはっきり「帰りなよ」と
背中を押してくれる人を他に知らない。
悲しい中の優しい時間と
脆いのに最後は強い私たち。
ずっと前この場所に
私たちが蒔いた種は
ちゃんと芽を出し蕾を開いて
こんな強い風の中
揺れながら咲き続けていて
間違えそうになるときに
違うよ、そうじゃないって言ってくれる。
私にとってあなたが
そういう存在であるように
あなたにとっての私がそうでよかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿