その間をバスや荷物を引っ張るカーゴがせわしなく行き交う。
ジャンボ機の奥にバスが小さく見えて、レゴの世界みたいだ。
あの荷台のどこかに私の荷物も乗っているのだろう。
豆粒みたいに小さいそれは
もうすぐジャンボに積み込まれていくはず。
この夜が明けたらチリだ。
21歳のときに初めて訪れた場所。
思えばあの時は逃るように向かった。
27歳のときには、
再訪する飛行機の中で逃げ出したくなった。
地球の裏側にいつも、あの国がある。
強い磁力を放って 私を引きつけ、
極が変われば引き離してきた。
そんな風にちょっとドラマチックに書いてみたけれど
33歳の私は、ただ楽しみに明日を待っている。
とても穏やかな気持ちで。
何人かの人たちと再会する以外、
住む場所さえもまだ決まっていないけれど。
ただ、これからの日々を楽しみだと思っている。
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