一昨日と昨日、夫が熱を出していた。お腹の調子を壊すこともなく回復した。なんだったのだろう。
朝から天気が良くて気持ちがいい。屋上で朝ご飯を食べることにした。澄んだ空に曲線を描く山並みが美しくて、夫は長野に住んでいたときを思い出すと言っていた。
となりに住むドイツとイギリスのカップルが、扉を全開にしていたので玄関先にお邪魔して、少しおしゃべりをした。仕事はリタイアしたと思われるふたりはドイツの家を売り払い、終わりの決まっていない旅をしているそうだ。コスタリカに1年、オアハカには半年。その旅はすでに何年か続いていてこれから何年も続いていくという。「若いうちにだからこその旅もあるわよ」と奥さんが微笑んだ。
散歩に出て、次に引っ越すアパートの近くのカフェに入った。
古いものをちゃんと使ったり、漆喰やペンキを塗ったりすれば、いい空間は作ることができる。そんな空間をやっぱりいつか、私たちが愛する町に作りたい。
私たちはこの町の風景から、日々学んで吸収している。
帰ってきて、半分ずつ空が染まって行くのを見た。




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