少しずつ、この場所を離れる準備が進んでいる。
今夜は細々と受けていた音楽レッスンのラストだった。
このまちに住んで3年。
長期出張の度になんども休会を繰り返しながら、
途切れ途切れで曲を書いてきたけれど、
ラストはずっと分からなかったコード進行がすとんと腑に落ちて、視界が開けた爽やかな回だった。
笑顔でお礼を言ってドアをパタンと閉めたあとに、ふっと寂しくなった。
これからでも公園で弾けるキーボードを買って(電池式持っていないので…)
これからでも公園で弾けるキーボードを買って(電池式持っていないので…)
夜な夜な奏でたい気分。せっかくこの公園のすぐ側に住んでいたのに、
その機会を作れなかったことが寂しい。
夜の公園を自転車で横切ると、季節は本当に一日
夜の公園を自転車で横切ると、季節は本当に一日
また一日と夏の終わりに向かっているのが分かる。
ここでは風が季節を教えてくれる。
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今回、旅立つにあたって、夫と決めているのは
ここでは風が季節を教えてくれる。
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今回、旅立つにあたって、夫と決めているのは
大々的な送別会はしないこと。
昨晩、うちに来てくれていた友人たちと温かい夕食を囲んだあとは
行ったことのないバーに飲みにいって、新しい人たちと出会った。
これからの私たちの旅にとっても
いま書いている3冊目の本にとってすごく大きな出会いで
愉快な音楽と張り合うように語り
飲み過ぎたら、今日は大々的に寝坊した。
ラストの日まで普通に暮らして
ラストの日まで普通に暮らして
すっと次の舞台にジャンプしたい。
その日の想像がまだできなくて密かにやっぱり泣いてしまうのかなとは思っているけれど。
ここの暮らしが好きだと思う。何度も強くそう思う。
旅立つ日まで「暮らし」をしたい。
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